No.40   山崎 隆治 さん
しみんてい



山崎 隆治(やまざき りゅうじ)さん


案内人代表


名古屋うまれ、20代半ばで犬山に

スポーツ万能。
一生続けるだろうと思っているのがゴルフ。
万能なんだけど、
バレーボールのトスだけできないらしい(笑)

好きな言葉は「努力」

「犬山しみんていの会」の事務局長代理

まちの駅との出会い
 犬山に来るまでは名古屋にいました。ガラス容器の大手メーカーに就職したんですが、会社が名古屋と岩倉にあり、岩倉周辺に新しい家を・・・ということで犬山に引っ越しました。その後、津島出身の奥さんと結婚。そうこうしてもう、犬山に30年暮らしてます。40年まるっきりずーっとそのガラスメーカーにいたけど、定年を迎えた時に残ってくれとは言われたけど、キリをつけようと思って、退職を決心しました。
 退職してから2年くらい、ぶらぶら遊んでたんですよ(笑)。正直、もう勤める気はなかった。でも、遊んでいるうちに、このままでは、いろんな意味でボケを待っているような感じがしてきて・・・どこかいい勤め先ないかなぁ・・・と。それで、先輩や連れにいろいろ相談しました。
 どうせ働くなら、今までの仕事とは別の世界でやってみたいと思いましたね。自分があと何年生きられるかはわからないけど、体が丈夫なうちは何かやりたいな、と。生活のためじゃなくて、仕事を通じて、自分のためになり、少しでも人のためになればいいな、と。
 そのぶらぶらしていた2年の間に、米をつくろうって話になって・・・。 今井という地区があるんですが、そこは犬山でも一番おいしい米ができる村なんです。環境汚染もなく本当に自然が残ってる。山の水がそのまま田んぼに流れてる。どうせつくるならみんなと違う米をつくろうってことになって、有機米、自然に近い手作りの米をつくるよって、インターネットで募集したら5人集まって、去年からはじめたんです。
 名古屋っ子だから、田植えから手でやるというのはなかなか大変。みんな素人ばっかりだから、図書館で調べたりしてね(笑)。自然の環境の中でもみをつくった人にあきたこまちをもらって育苗して・・・。そしたら周囲の農家の方たちにひけをとらない収穫ができたんですよ。去年は250坪だったけど、今年は750坪(2反半)に拡大しました。でもなかなか作業する人がいなくてね・・・。いずれは今井地区をマイブランドの米づくりの地区にしたいと思っているんだけど。
 ・・・そういうことをやっているうちに、そのメンバーの一人が、こういう仕事を募集してるからやらんか?と紹介してくれました。気楽なことならやってみるかなぁと。その時に、川島さんを紹介してもらったんです。元助役さんだから難しい人かなぁと思ってたけど、そんなことなかった。会ったら来てくれって言われたから即採用かと思いきや、理事の方たちとの面接があって・・・。 ここで働くためには、公平な採用が必要だからということで面接しました。
 20名の応募の中から当日、16名が面接して、私と事務局員が4名(大橋さん・馬渕さん・阪口さん・浅倉さん)、計5名が採用されたわけです。今年の4月から来年の3月いっぱいまでが任期ということになっています。
まちの駅の案内人に
なってよかったこと

 気楽に好きなことをやって、そのことが自分のためになり人のためになれば・・・というところから入ったんですが、さまざまな方が参加し、関わる場ですから、そんなに気楽ではありませんね(笑)。
 今までは、好きなことを好きな時に好きなだけやる・・・というのがボランティアだと思っていたんですが、最近その考え方が違うことがわかってきました。そんな人ばっかりだったら、その集団はまとまらないんですよね。やりたいと思ったら、その責任は自分で負わなきゃいけないんだと。
 これは私の今の考え方ですが、ボランティアは人に奉仕したり人のためにやったりするものではなく、自分のためにやることだと思いますね。自分のためになることが結果的に人のためになればいい、ということですね。
 平均寿命まではあと20年くらいあるけど、どういうかたちで残りの人生を歩んでいきたいかというと・・・自分で納得いくことを自分で取り組んで、息を引き取る前に充実した人生だったと思いたい。
 こういう考えを人に押しつけるつもりはないけど、人に施すとか、自分を殺すとか、奴隷みたいなものではないと思うんです。自分が納得し、自分の活動に帰ってくるがボランティアだと思う・・・こういうことが、みなさんとのふれあいの中でわかってきたことですね。


──なるほど。管理人も何度か参加している「アートボランティア」という活動がありますが、それは、まったく山崎さんと同じ考え方でされている活動なんです。病院に行って、患者さんや入所者の方たちに自分の特技を持って接するというものです。例えば一緒に歌を歌ったり、絵を描いたり、お化粧してあげたり、お話ししたりするんですけど、普段接することのないこういう方たちとのコミュニケーション自体が、めちゃめちゃ貴重な体験なんです。患者さんたちの笑顔やフッとした思い出話にすごく感動させられたりして・・・。心が洗われるし、なにか大切なものをもらった、という気がする・・・そういうボランティアがもっと必要だ、と思う管理人です。

いちばん
心に残っている
一日
 いろいろあるんですが、ホントに事務局員のみなさんには感謝していますよ。やりたくないと思ったこともあるけれど、彼らが私の支えです。
 4月28日に紹介されたのが初めての出会いだったんですが、みなさん、それぞれにすばらしい特性をもっているんですよ!
 馬淵さんは民謡・三味線・ものづくりが得意。市民ミュージカルの小道具を作っていて、刀を作ってもらったこともあります。三味線も作るんですよ!今後、しみんていで、甲冑づくりをやってもらおうと計画してます。ここが一段落したら、弟子入りしていろいろ教えてもらう予定なんです(笑)。
 浅倉さんは、警察にいた人なんです。交通安全講習とか、指導を担当していた方で。規律厳しい人(笑)。しゃべりもうまく、声も大きい。仕事もてきぱきしてる。
 阪口さんは、うちの事務局員では一番若い40代。パソコンの先生で、分からないことはメモしておいていっぺんに聞くことにしています。英検1級とか簿記の資格とか、いろいろできる人。会計関係のサゼッションを受けています。
 大橋さんは、自動車関係の総務部長をやっていた方。だからオールマイティー。社会保険関係のことを良く知っている人。
 ・・・という風に、いろんな知識や特技をもった人が集まっているんです。
私のとっておきサービス
 あまり前に出る機会はないけれど・・・自分の思っていることを精一杯その人に伝え、応援するという対応をしたいと思います。
 最近、パラパラと、話を聞きたいという方が来はじめています。
 こういうことを心がけながら、いろんな仕事に推進していきたいですね。
最近のマイブーム

 一次期、登山に凝ってた時もあるけど、腰をいためてからはやってない・・・。
 やっぱり、米づくりですかねぇ・・・ 。 米づくりの会、「有機米をつくろう会」をやっています。米を作り始めたのは、米が欲しいから参加したんじゃなくて、汗をかいたことによって、少しでも誰かに喜んでもらえればと思って。
 当初からの目的としては、老人福祉施設に持って行って喜んでもらって、長生きしてもらえたら嬉しいなということと、子どもたちの健全育成に役立てたらいいなということ。田植えと稲刈りは一気にやらないといけないからというので、小学生に呼びかけたら30人くらい参加してくれましたよ。
 今年は、規模を拡大したということもあって、いろんな米の種類を植えて研究もしています。赤米、黒米、ハツシモ(岐阜)、愛知のカオリ、コシヒカリ、アキタコマチ、もち米などなど・・・月に2回会合を開いて、そろそろ草刈しようか・・・なんていうのを決めています。去年、ちゃんと日付と行動を記録していたから、今年はそれを元に米づくりしています。
 できた米を売るのは本意じゃない・・・でも、米を売って、そのお金で草刈り機を買って、そのあとは耕耘機を買って・・・というふうに、マイブランドを確立させていきたい。我々の素人米づくりも、近隣の人たちが興味を持って見に来てくれるようになったしね・・・。

元気なこの人、
紹介したい!

 西尾晴孝さん。
  一緒に米づくりしているリーダーです。貪欲。市のエコアップの環境委員会にも。 ・・・ソフトボール、卓球、テニス、スキーはやるし、囲碁・将棋は子どもたちに教えてる。 台湾に7年くらい居たこともあって、英会話・中国語・韓国語が話せる!
  いつうちへ帰っているのかわからない人(笑)。 どこ行くにも自転車。雨が降っても自転車。 とにかくタフな人。

まちの駅でこれから
やっていきたいこと
(課題も含めて)

  まちの駅のそもそもの趣旨は、人が集まっていろんな話が広まって、いろんな団体・まちづくりの担い手を増やしていくという考え方。だから、そういうことができる環境づくりをしていきたい。
 いかにしたら、ここに人が集まってくるかがこれからの課題だと思います。でも、正式にオープンしたのは最近のことで、これからというところです。
 富山の高岡氷見のまちの駅も見てきました。こことおなじように、まちの発展のためにみんなの交流を進めていこうという拠点が見られて、それなりに勉強になりました。
 ここの場合は、行政とまちのためにいろいろ活動している団体の中間支援センターですから、集まってくる人たちがうまくつながって、あるべきまちづくりの姿に向かっていくのがベターですね。・・・常にいろんな人とのふれあいを心がけていますが、簡単ではありませんね。
 とにかく、この目標のために、まずは人が集まってくることです。観光客がふっと寄る・・・ふれあいができ・・・いい方向にいく・・・というのもありますしね。
 でも、具体的に受け入れのためになにやったの?というとまだまだ1年生ですから(笑)。しみんていそのもの、建物や立地の面を見ても課題はある。みんなが入りやすい、ふれあいやすいという建物・環境づくりを工夫していきたいですね。  それから、ふれあいが生まれやすい体制をしみんてい自身が整えていく必要がありますね。 人が来た、それで、ここに何があるんですか?といわれると・・・NPOの活動はやっているけれど、ギャラリーがあるわけじゃないから、何をしてるのか分かりにくい・・・というのもあると思うんですよ。
 とにかく、しみんていに行くと何かがある・・・というしみんていをつくっていきたいですね。

管理人から一言

 山崎さん、ホントにありがとうございました。
 人との関わりの上で一番大切な「おかげさまで」という気持ちにあふれた方でした。でもちょっと、シャイな方な気もしました。へへ。
 始めたばかりでとまどうことも多いかもしれません。でも、(取材翌日の)Eボートでもそうでしたが・・・
みんなが頼りにしているかじ取り役として、去年より今年、今年より来年・・・という風に、記録をのばしていきましょう!何かあったら飛んで行ってお手伝いします。今後ともよろしくお願いいたします。

 


 

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