No.51   澤畠 拓夫さん
森の駅 (越後松之山 森の学校 キョロロ)


 

澤畠 拓夫(さわはた たくお)さん




ひたちなか市うまれの海の男
(学生時代:長野→松之山)

通勤時間は車で12分
(教員住宅にお住まい)

好きな言葉…「やれることをやる」

趣味・特技はフォルクローレ、少林寺拳法
(ケーナやサンフォーニャが吹ける)

苦手はカマドゥーマ、コオロギ
(苦手というか天敵らしい)
人が普通にできることができないらしい。
メジャーなものよりマニアックなもの好きな研究者肌。

 

まちの駅との出会い

 信州大学の農学部森林科学科の「きのこ研究室」(←カワイイ)で、きのこを専攻していました。その後、長野にある環境アセスメントセンターで働き、とある村の動物学をまとめる仕事をしていました。
 その後復学し、きのこと虫の関係について研究し、博士号をとりました。
 野外教育研究財団のこどもの森公園(飯田市)で働いてもいました。子どもといっしょに研究していくのは非常に面白いです。現在の学校のカリキュラムでいうと、大学まで行って専門で勉強しないと分からないことも、子どもの時から、自然に親しみながら学べるというのは最高なことだなぁと。研究室で研究しているより、実際に自然に触れ、地域に触れる最前線で研究する方が、魅力的な研究ができると思っています。
 キョロロはインターネットで知りました。私と畑田さんは2年間の滞在型研究員として働いています。ただチラッと来るのと、こうやって滞在してるのとじゃ、得られる情報が全然ちがいますね。

まちの駅の案内人に
なってよかったこと

 スタッフの中に面白い人がいたことですね。一善師匠(佐藤一善さんは現在病気療養中のため取材できませんでした・・・)は何でもやってる松之山の達人です。私たち若手スタッフのテクニカルアドバイザー(笑)。
 ほとんどのスタッフは年が近いし、この施設自体もできたばかりで、「つくりあげていく」という雰囲気が漂っている職場です。でも、こういう分野で仕事をするということは、やれる範囲が限られて行くことでもあると思うんです。だからこそ、いかにまじめに手を抜かないでやるか、ということが重要になってきます。
 松之山の自然を紹介・研究するという、ここのコンセプトに従って、松之山じゃなくても捕れる生き物でも、ちゃんと松之山内で捕ってくるということをしていますし、どんぐりを使って遊ぶなら、松之山のどんぐりを集めて来るところからやらなきゃいけません。自然に逆らえないという大きな制約があります。でも、そこで手を抜いてレプリカを飾ってしまったら質が落ちてしまう。手間ひまを惜しまずやることが大切なんです。

いちばん
心に残っている
一日

 一日一日があくせくしていますから、うーん。特に思い付きません。今年の4月から松之山に住んでいますから、大雪はまだ体験していないですし。
 とにかく、淡々とやっています。冷静に毎日やってます(笑)。

私のとっておきサービス

 わからないキノコがあったら持って来い!(笑)。
 キノコについては他にも大家はいらっしゃるんです。板前さんでうまいキノコ料理をしてくれるんですが、忙しいですからね、私が教えましょう。みんな食べていないけど、うまいキノコはいっぱいあるんですよ。

最近のマイブーム
 仕事がマイブームですかね(笑)・・・。
 研究をさぼってしまったら、そしてこのキョロロがうまくいかなかったら、次がない!という気持ちでやってますから。自分の問題としてこの仕事に向かっていますから、自分がまず楽しんでできることを考え、みんなに楽しんでもらえるようにはどうしたらいいかを考えています。
 あと、「ちゃんちゃん焼き」はちょっとブームです(笑)。
元気なこの人、
紹介したい!

 一善師匠です。キョロロの名物人間として、非常にお世話になってますが、現在入院中。トラックの運ちゃんやったり、写真集だしたり、ホントに面白い、すごい人です。

まちの駅でこれから
やっていきたいこと
(課題も含めて)
 やるべきことを、まじめにやるということです。
 個人的な目標としては、松之山の町史にまだ載っていない生物・植物をみつけることです。でもけっこう調べ尽くされているんで難しいかも・・・(笑)。
 それから、現在、「ジュニアインストラクター」という試みをやっています。まちの小学生がキョロロに来て、よそからのお客さんたちに松之山を案内したり、自然散策をしたりしてます。これは社会教育的な側面も満たすものだと思います。博物館に一番遠い世代が今の中学生くらいの年代。人とのコミュニケーションを学びながら、専門的な情報にも触れられる場として、力を入れていきたいですね。
 あとは「松之山おもしろボックス」。町民が参加して常に新しいもの(=来館者にとって新鮮な情報)を持ち込んでくれています。これを続けていくことで、キョロロだけでなく、まち自体も活き活きしてくるのではないかと思っています。
管理人から一言
 澤畠さん、どうもありがとうございました!
 子どもと自然体験、博物館学・・・などなど、松之山にとどまらず日本のこれからの環境教育について、熱いお話しをうかがえました。・・・といっても当人はいたってマイペースですが(笑)。
 2年という期限つきだからこそ、やりたいこともやれることも丁寧に取り組もうという姿勢を垣間見て、大事なことは日常にあるということを改めて感じさせられた管理人です。
 お忙しい中、お答えいただきましてありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 


 

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